新星学寮の建築と募金のお願い

  新星学寮の建築と募金のお願い

新星学寮の建築と募金のお願い

新星学寮は、穂積五一先生が主宰した至軒寮を戦後改称したもので、日本が明治以来アジア諸国に与えた惨禍の歴史を踏まえ、日本とアジアの青年学生が 自治的な共同生活を通じ、相互理解を深め友愛を培う場として今日まで維持されています。 穂積先生は自主平等の精神の下、アジアと日本の人材育成に生涯を捧げました。 現在私共は、老朽化が進み大きな地震が来れば倒壊の恐れのあるこの新星学寮(東京都文京区本郷所在)を、耐震性・耐火性を備えた建物に建て直す計画を進めています。

1957年、寮生が中心となり日本人学生と留学生との共同活動として財界の支援を得つつ、北海道見学旅行を企画し、アジアと日本の認識を深めました。 1960年代後半には、寮生がアルバイトにより建設費の一部を調達するなどの自主的努力によって、姉妹寮である蒼生寮が作られ、寮生の輪を拡げました。 また、ベトナムの平和と統一を求める運動にかかわった在日ベトナム人留学生や、母国の民主化運動に連帯するタイ人留学生への支援活動の拠点にもなりました。 寮生や寮友の多くがアジア学生文化協会(ABK)や海外技術者研修協会(AOTS)の設立・運営に参画・協力したことはよく知られているところです。

国際関係が多様化し、各地で緊張・紛争を生んでいる今日、日本とアジア諸国の青年学生が、国籍、民族、宗教、思想、言語、性別の違いを尊重しつつ、歴史と伝統を受け継いで、友愛の精神を育むこの寮の存在は、大きな意義を有するものと信じます。
三年程前に在寮の留学生から、耐震性を備えた建物に建て替えてほしいとの要望が出されて以来、寮出身の有志により建て替えについての検討が進められました。
建築後半世紀以上が過ぎ、耐震診断では極めて危険であるという結果もかんがみ、このたび別添のような計画案がまとめられました。

従来、寮は学生の自主的運営に委ねられ、経済的に余裕のない学生を支援するという意味合いから、寮費を低く抑えてきたため、建替え資金を準備することができませんでした。
つきましては、新星学寮やアジア文化会館をはじめ、広く内外関係者のご賛同を賜り、寮の建替えのための募金にご協力くださいますよう、切にお願い申し上げます。

2017年4月

新星学寮建替え検討会 呼びかけ人代表
村山 富市 杉浦 正健 小木曽 友

募金事務局 公益財団法人アジア学生文化協会
理事長 小木曽 友